銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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VOCA展2019

   

VOCA展、参りました。今度私のところでもやることになっている作家さんも参加しているのが嬉しいところ。

https://youtu.be/z2s5FcPu4xY

このコンペのルールは、40歳以下、平面。

40以下の制限は遅れてるデビューする者には厳しいと思うけれど、平面という縛りは案外いい。

今回は写真、ビデオ的作品、ある種インスタレーション的なもの、布、などが出ていて、現代アートとしての性格を強める結果になった。賞貰う作品がいいとは限らないのがこうした公募展だが、様々な地域から才能が集まる機会の意味は少なくない。

正確には公募展とは言わないか、なんといえばいいのかな。

ところで

この美術館は上野の森大賞、このvoca、日経日本画大賞と3つもやっている。小さいからあまり知らない人も多いかもしれないが次の才能が見られることも多い。

二科展とか院展は巨大化してあまりに数が多く薄まって見る方が大変なので、受賞作のみ展示するなど運営を見直したらどうかとは思うけれど、動かないものに動けというより、こういう小粒なコンペ展があることで才能が見出されればいいのかもしれない。

だが必ずしもこれらで出てきた人すべてがプロになるわけでもないだろう。実はプロになる道のりって決められたものはないのだ。

絵描きや彫刻家は「営業」しない人が多いけど、本当は訪ねてきてほしいなー、と思ってる。

ちなみにウチで応援してる人の作品はピカイチ!であった。嬉しい。

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