岡本東子個展、来月11月1日から(場所は銀座秋華洞)
2016/07/09
東子個展、来月11月1日から
いよいよ、岡本東子の個展が始まる。
彼女のことは、もともと池永氏が見つけた。気になる作家。日本画で女性を描く。見たことがないような描写力。媚びない色気。果たしてこれは誰であろう。どこにいるのであろう。
しかし連絡先がわからない。でもどうしても会ってみたい。話してみたい。できればコラボすることまでこぎつけたい。
何年か待って、ようやく連絡がついた。色鮮やかであるのに、どこか沈潜した趣きのある絵肌から、なにかしっとりとした寡黙な女性を思い浮かべていた。
しかし、実際に現れたのは、明るい社交的にさえ思える女性であった。
日本画で女性を描く。はっきり言えば、日本画だからとか、油だからとか、そういう形式的な事が意味を持つのかどうかわからない。むしろこの日本という島に生まれて、私たち自身としての表現ができるのかどうか、強みを発揮できるかどうか。
岡本東子は、日常の女の心の揺れを描こうとしているようである。男性のために描いたものではない。女性が、女性の殻の中にいて、何を思うのか。そのなかに分け入る表現のように思う。和紙と日本絵具で描いた、21世紀の日本画。その絵肌の快感に、酔いしれてほしい。
場所 ぎゃらりい秋華洞
〒104-0061
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7階
03-3569-3620
秋華洞HP http://www.syukado.jp/index.html
日時 2013年11月1日(金)ー11日(月)
(会期中無休)
10:00-18:00(平日)
11:00-18:00(日・祝)
詳しくは下記URLへ
ttp://www.syukado.jp/jp/tokusyu/201310_okamoto.html
※この時期は銀座画廊の合同イベント『アフタヌーン・ギャラリーズ』が行われ、弊社も参加しています。
- PREV
- 竹内栖鳳展@竹橋近美
- NEXT
- 川瀬巴水その孤独と栄光