「天心展」と画廊の夜会、映画の「天心」
座画廊の夜会は「天心展」をぶつけ、なんと映画「天心」の監督、プロデューサーに来廊いただき、撮影の様々なエピソードを語っていただいた。一番驚いたのは、日本美術と院展の歴史について、舌を巻く知識をおふたりともお持ちだったことだ。映画のシナリオを紡いできただけあって、今につながる日本美術の陰と陽の歴史を、詳しくご存知であった。
ちょっとその様子をFBにもアップした。
一方で、具体的な作品について、あるいは画商の世界などについては、当然ながら知識はほぼゼロといっていいであろう。もっと取材を重ねることで、よいシナリオが今後生まれてくると感じさせた。映画の出来栄えがどうなるかは、今の時点ではまだわからないが、彼らの情熱があれば、よいものが出来てくるであろう、という予感がする。
なお、この「天心展」は、まだ続くので、ぜひいらしてください。横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山(残念ながら今ない)など、初期院展のメンバーの作品と、映画撮影風景のパネルを併せて展示している。
なお、映画の天心のHPはこちら。
この秋に新宿を皮切りに上映される。
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