青い鳥 重松清原作、中西健二監督、阿部寛主演
「青い鳥」をビデオに撮って、初めて見た。忙しかったので、スミマセン、少し飛ばしながらですが。
すごく、良かったですね。
愁眉は、主人公のオトコノコが生活指導の先生に問いかけるところ。
「人を嫌いになるだけで、虐めになるんですか?」
「なる。」
「じゃ先生は人を嫌いになったことないんですか?」
「ない!」
「・・・・みんな間違ってる。今、この子は本気でしゃべっている。本気でしゃべっている人の言葉は本気で聞かなければいけないんだ。・・・人を嫌いになるのがイジメじゃない。苦しんでいる人の声を聞こうとしないのがイジメなんだ。(途中略あり。台詞はもっと精緻。)」
本当に感動しました。この阿部寛演じる先生は、原作同様、どもりなんですね。だけど本気で生きている。だからどもっていても、言葉に力がある。
ウチで書いてもらっている画家池永君にも、言葉に力がある。寡黙だが、本気でしゃべっているからだ。ごまかさない、真剣な言葉を聞く、しゃべる。それはかなり勇気のいることだ。だけど生きていくと言うことは、そういうことなのだ。
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