外国人地方参政権付与と、小沢資金問題について思うこと。
twitterでは何度か書いたが、民主党が外国人の地方参政権に関する法律を国会に提出する予定だという恐るべき情報が何日か前の新聞に出た。
しかし、何故かマスコミはその後静観。その代わりに、小沢一郎氏の側近議員が逮捕された。
民主党政権が実現する前の政局で、小沢さんの政治生命を奪うような検察の介入はもうよい、と思った。政治に求めるのは必ずしもクリーンさではなく、理念と実行力だからだ。
その意味では、マスコミは「政治とカネ」に注目しすぎると考えていた。
しかし、「外国人の地方参政権」という法律を通そうとする小沢さんと民主党は非常に危険な国を危うくする左翼政権だということがわかった。こんなことマニフェストにも乗っていないし、国民は白紙委任した覚えはないだろう。
国民の90%以上が反対のようである。以下はネットでのアンケート。
まぐまぐ
ヤフー
国政への検察の介入は問題かもしれないが、今回の政局では緊急避難的に検察が入っても仕方がない、と思ってしまう。勿論資金疑惑とこの話はなんの関係もないし、あるべきでもないだろうが、民主党の独善性があらわになって恐ろしい。
こんなことを持ち出す民主党と小沢さんは何を考えているのか、と思ったら、小沢さんのサイトにちゃんと見解が載っている。
ようするに戦前の日本の植民地政策への贖罪意識が本になっているのだが、どうも現在の日本が残念ながら領土問題に関しては、緊張状態になっていること、国家の基本は領土を抜きに考えられないことなど、ごく基本的な思想が抜けているのが理解できない。
小沢さんは数少ない骨のある政治家と思っていたが、どうもこういう危ういところがある。鳩山さんは国体の維持(領土と国民の財産生命、伝統)という事に関してはかなりピンぼけで、論外。
もしこの法案が提出されるようなことがあれば、もう二度と民主党には入れないし、ゼッタイに入れないように、周囲にも薦めたい。自民党政権ではどうにもならなかった様々な問題をクリアーしてくれる、という意味では民主党に期待していたのに、こんな法案を出してくるようでは、非常に残念である。「みんなの党」しかないのかな。しかし彼らも小勢力だし、思想もハッキリしない。
ただ、長島昭久議員など、普段から国防など、きちんと筋道を立てて論を立てられる人も民主党にいるのも事実だ。ちょっとミスリードも多いが、前原さんなど、ある程度発想が豊かでなおかつ考える力もあり、実行するハラもある人たちで結集できるとよいのだが。
参考:長島氏のブログ
本当はこんなこと言うのはオカシイのだが、今の場面では検察が「正義」に見えてしまうのだ。
外国人地方参政権について述べたサイト、参考に:
wikipedia
あごらウェブ
外国人参政権反対のサイト
民主党は、どうも現実を見失った議論をリードしそうなところがあって、危なっかしい。普天間もそうだが、いったい日本をどうしようというのだろう。
長島議員が言うように、(以下引用)
>重光・改進党と芦田・民主党と追放解除組の鳩山、岸、まだ新人議員だった中曽根らで>す。彼らは、吉田路線に対抗し、「自主防衛、憲法改正、対米自立(駐留軍の漸次撤退)」というアプローチを主張しました。(この辺の政治史もぜひ勉強してみてください。)
>鳩山首相のお祖父様たちが唱えた「吉田路線からの脱却」を半世紀ぶりに成し遂げようとするのが本来の鳩山政権の使命だと思うのです。じっさい、私は新人議員の時、鳩山さんを囲む憲法改正の勉強会に参加させてもらい、その成果は鳩山由紀夫著『新憲法試案』という形で本にもなりました。
(引用以上)
自主防衛、憲法改正などが本当の軸だとしたら、ハッキリしていてよいけれど、今の民主党+社民党のノリは、どうも九条維持、非武装中立、みたいな方向がほの見えていて恐い。NHKと朝日と中国韓国は喜ぶだろうが、日本国民は警察のない町で、カギのついてない家に暮らすようなモノで、恐くて夜も眠れない。
今回の政治資金騒ぎは、結局小沢さんの辞任、逮捕まで追い込まれるのじゃないかと思うが、長島議員など、しっかりした人が新たに出て来る契機となると良いと思う。もう契機悪いのを早く政治で出来ることはやるべきで、こんなことでゴタゴタしている場合じゃないのだが、民主主義の産みの苦しみのコストともいえる。というか民主党じゃなくてもいいのです。もう一回、外交と内政をめぐって、政党関係なしに徹底的に議論した上で、外交と経済、国家像で座標を作った上で、ガラガラポンで政党を構成し直せるといいのだけど。「政党をなくします法案」なんていいのじゃないのかね。
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