福田一也「ニンゲンノ器量」ふたたび
この本は、本当に一気に読み終わった。フォトリーディング+じっくり読んで正味二時間足らず。
けど面白かった。もう一度読みたい。
この本の宣伝文句で「嫌いな奴とも積極的につきあう」というのがあったと思う。このところ、個人的に些細なトラブルがいくつかあったが、好きとか、嫌いとか、敵とか、味方とか、そういう枠を外して、いろんな立場の人の心、意見を聞いてみる。どんなおかしいと思う人間でも、必ずいいところがある。(そういえばホリエモンもサイゾーの対談今月号で言っていたな)。「高み」でなく「広さ」を目指す、という事をこの本で書いていて、本当にソコポイントと思う。最近のカツマーとか、成功本は、いかに情報を集積処理して、「勝つ」かと言うことに重点が置かれていると思うけど、勝とか負けるとかというより、何かの公の目標に向かって身を捧げ、人格は駘蕩として、つかみ所がない、というのが本当の魅力じゃないのか。福田先生の場合、政治家と学者には全くいない、と言っており、まあそうだろうね、と思う。
この業界で楽しいのは、大粒の人はいるかどうかわからないが、逆に小粒の人が少ない、という点であろう。コセコセしていなくて、明るい。明るい人ほど成功する。映画の道に行きたかったのも、実際の所、「人物」に出会いたい、自分も「人物」になりたい、という事である。職業での富貴とか、まあどちらかといえば二の次で、結局ニンゲンノ値打ちはカネでは決まらないというのが、誰もが認めるところであろうが、なんとなくカネが価値を決める、というコンセンサスもできあがりつつあるようにも思える。
もちろん大きな事をなしとげるのにはカネもいる。(今の政治家問題をつつくマスコミのように、カネの事ばかりつつくのはつまらない。あくまでもあれは手段だからね。鳩山小沢がカネに汚くたって、本質を見える言葉と行動力があればいいのである。)しかし、大事をなしとげよう、人生を楽しもう、と思っている目標目的があってこそのカネ。人間の器量、これ研究するべき課題。
ウチの商品はそういう研究にも適してますぞ。みなさんお買い求めを。
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