銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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日本橋「にんべん」さん

      2016/07/09

昨日のエントリーに掲載した写真は、「にんべん」さんで買い物したもの。鰹節を中心とした調味料をなんと日本橋で310年にわたり商っている老舗中の老舗だ。日本橋の店長さんが集まっている会合があり、そこでお知り合いになった。

鰹節は、昔はまるごと買って、家で削るものだったが、削ったものを真空パックで売ることを発明したのはこの会社だ。しかも、製法を公開しているので、同業他社でも同様の製品が作れる。なお、日本橋の本店ショップでは、昔ながらの形まるごとのカツオブシが、薩摩産、ナントカ産など、日本中のものが売られており、もちろん削りカンナも売っている。

店長さんやお店の方が、詳しく商品について説明してくれた。非常にプロフェッショナルなのが、こういう老舗で買う魅力だろう。

今は「ふりかけ」にも力を入れていて、うちの3姉妹ふりかけは人気だ。うちの子供も好きで(うちの奥さんも好き)、その話をしたところ、グッズをもらってしまった。そのおみやげに子供たちが喜んだことときたら!ちなみに、このリンクには、オリジナル漫画が載っている。
http://www.ninben.co.jp/

ちなみに、このお店は昔はなんと私どもも扱っている「浮世絵」をする版元でもあった。地下の展示室にはその時代の版画も展示されている。ちなみに、明治新政府に戊申戦争時の戦費の貸し出しをした証文なども展示してあった。どうも返してもらっていないらしい。今の政府に請求したらン億円になるだろう。

私どものカタログをここに置かせていただいた。うちの画廊にも「にんべん」のお歳暮カタログなどが置かれる。地道なキャンペーンである。

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