事業仕分け
民主党の事業仕分け、テレビはほとんど見なかったので、詳しくは知らなかったけど、週刊誌や新聞では見ました。
衆人環視のもと予算を切っていくやり方は、関心を高め、透明性を確保するという意味で非常に効果的で、今までのエーカゲンな部分(とくに天下り法人への不必要な出資)をあぶり出すのにはよかったろうと思う。
一方で、文化・教育分野への切り方はかなり乱暴だったようだ。
「経済」効率が一番になっている論調の今の日本の傾向が現れているが、実は少子化で、経済が縮小してしまう傾向の日本を将来救うのは、「文化」「技術」をおしたてた国家像だと思う。
日本へのリスペクトは、「お金持ち」になっても得られない。日本独自のものに誇りを持ち、それを看板にしていくことだ。労働力の安さや、「市場」の将来性でいったら、新興BRICSにかなうはずがない。すでに高度成長を終えた国の未来像をハッキリ描くべきなのだ。また、他の国にはない、天皇を中心とした国家の姿もとらえなおす必要がある。よしりんの「天皇論」は連載でしか読んでいないが、彼の論をまたずとも、一王朝がこれだけ続いている例は他になく、これは文化の連続性として非常に貴重なものなのである。
それとは別だけど、少子化対策、大事ですね。カツマさんが最近「35歳限界説」みたいなのを唱えているようだけど、ようは結婚が非常に重要な人生の気づきをもたらすので、結婚しないのは勿体ないよ、という話。本当にそうだと思う。今、周囲の人で「勿体ない」人がいたらなるべく世話しようと思っている。こんなに淡泊な男ばかりの世界は異常である。ボクみたいな奥手でも結婚しているのになあ。