小沢さんとsapio
小沢 VS 検察
のテーマについて、sapioが議論を展開していて面白い。
アメリカの陰謀説は私も聞いたことがあるが、それもしっかり書いてある。自分が何となく感じていたことに、しっかり踏み込んで記事を書いてくれる雑誌があることは有り難い。ドラえもんが載っていた小学生むけ雑誌のイメージがある小学館がなぜかこういう雑誌を出しているのが面白いですねえ。
佐藤優氏も書いているが、検察が「世直し」を本気で考えて動いているのが恐ろしいところ。彼らは暴力装置を持っているのだから、独自の判断で動く事が野放しになるとしたら、民主主義の原則が壊れる、という意味でおかしな事になる。
一方で、月刊文春を立ち読みしたら、立花氏が「特捜は国策捜査をするところであって、国策捜査か否かを議論することじたい意味がない」と述べている。国策捜査=世直し、という意味においてだと思うが、まあそういえばその通り。
この議論は「検察の国政介入」は是か非か、というテーマと、「小沢の金権政治の悪質性」というテーマが入り乱れ、乱戦模様である。
政党、検察、アメリカ、マスコミ、識者、と当事者、陰の役者、利害関係者が入り乱れ、建て前と本音を駆使して、権力闘争と神話論争(正義のありか)を繰り広げている格好になっている。ややっこしいといえばややっこしい。
僕のホンネは、小沢さんに、その説明能力という意味ではさほど総理としての総合的能力にはさして期待はしていないモノの、その政権奪取の執念と一応の自主独立路線(対アメリカ)というものを一応やらせてみて、そのお手並みを見てみたい、というだけで、別に民主に過剰に期待しているわけではない。むしろシンパイでさえある。
しかし、民主党、自民党や、郵政論争でパージされたもと自民党の議員を含め、一応筋の通った議論のできる議員に、じっくり政治の舞台を与えてみる機会を与えてみたいと思う。この不況への対策と、二十一世紀の日本の立国の方向を、きちんと示せる「基礎研究」を怠りなくやっている議員に、表舞台に出てきてほしい。そのステップとして、小沢さんがやめるべきなのか、総理になるべきなのか、わからないのだが、今の意味不明(政権に居座る正当性がない)の自民党政権がずるずると長引く要因になるとしたら困るなあ。小林よしりんは麻生さんを応援してるけどね。まあ、あんまり政治の話は友達とはしないから、ひとりでつらつら考えているだけの話なんですが。