国策捜査、徹底抗戦

小沢さんの秘書が逮捕された。うーん、またもや検察の「正義」が走っている。

ロッキード事件、リクルート事件、ホリエモン逮捕、そして小沢の秘書逮捕。

日本の政治、あるいは経済の流れを変える「事件」を、検察は作ってきた。

小沢氏は「国策捜査」といい、自民党は反発。

私は、自民党もヘロヘロだが、国防の意識がむちゃくちゃ（まあ、民主党はバラバラだけど）な民主党に政権を取らすのもかなり恐いと思っている。小沢さんもある意味「ヒヨワ」というか、気が短すぎるので、政権運営は実際難しいだろうが、ここで突然検察の出る幕ではないだろうと思う。

どうせ巨悪を対峙するというのなら、虎ノ門で税金を吸い上げて生きる天下り団体にメスを入れるべきだが、たぶん役人は役人に甘いのだろう。

小沢さんは徹底抗戦の構えなのだそうだ。新聞にはかなり不利なことが書かれているが、やれるところまでやってほしいと思う。

ホリエモンの逮捕でもそうだが、あの裁判でも「市場を混乱に陥れた罪」みたいな事を言われていた。だけど、その罪は検察が負うべきではないのでしょうか。ホリエモンは確かに「ナマイキ」だったかもしれないが、逮捕、断罪、というのは乱暴でしょう。

本当の正義、はどこにあるのか、日本の政治がよくなるにはどうしたらよいのか、私たちはマスコミを通してしか情報がとれないが、日本の戦後史で、数年に一度起こるこういう政治的「捕り物劇」を演出する検察の内在的論理を知りたい。

ちなみに、ホリエモンは昨日、「徹底抗戦」という本を出版したようである。彼の内在的論理もわかるようなわからないようなトコロがあるけど、いちいち意表を突いていて面白い。つきあってつきあえる人なのかどうかよくわからないが、その発想には一目おいている。SBIの北尾さんがいたく批判していたが、倫理的批判は少し留保したい。マスコミ以外からの情報から、よく考えてみたい問題である。

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