で、結婚式
と、いうわけで結婚式であった。国際展示場のそばの非常に華やかな結婚式場。豪華な式であった。
で、乾杯のスピーチなどを仰せつかったので、どんなふうにやったものかと悩んだがなんとかこなした。いつもこういう機会では笑いを取って和ませようとはかりつつ、たいていはウケない。同僚の花田君の話の毎回上手いことには舌を巻く。スピーチの機会は年齢ごとに増えていくのであろう。まあ少しずつは上達できればと思う。
新婦のお父上もこのブログを読んでいただいているとうかがった。有り難うございます。ウチの会社を調べる方はこのブログを読むのであろうから、自分の人間性がいつも試されている。詰まらないこともたくさん書いているが、誤解をされるよりも知っていただいた方がいいと思っていろいろ勝手なことを書かせていただいてます。
そうそう、私のところの社員のためにご列席いただいた方々、本当に有り難うございました。
ところで、二人へのメッセージカード、というものがあったので、 「赦す心を持って成長しあえる関係になって下さい」と書いた。
たまたま今日読んだ例の「7つの法則」の一説にもあるのだが、全ての関係の基本はWin-Winだという。つまり相手の立場を十分に尊重する態度が成長と成功をうながすのだ。
ウチの夫婦がなんとか持ってきたのは、ウチの奥さんが、自省する心を持っているからだと思う。さんざん僕にいらだって怒ったり、逆に僕が怒ったりして憤然と寝てしまっても、次の朝には本人が何故か反省している。拍子抜けするぐらいである。でも、これは彼女が自省する力を持っているせいだと思う。自分にはあるのかどうか、たぶんあると思いたい。いずれにしても「怒る」というのは100%自分中心の心模様でないと起こり得ない現象である。そうでない心境になった場合、必ず「相手の立場」というものが見えてくる。その心がないと、たぶん人間は永久に理解あえないし、ケンカはあくまで長引いてしまう。「赦す心」というのは、畢竟冷静に自分を見つめる力ということである。
案外これは難しいのだけど、親に厳しく育ててもらえば、可能なんじゃないかと思う。思い通りになってばかりの人生では、自省の心は育たない。その意味では、厳しく自分の子供は育てているつもりだが、もちろん愛情表現あってのことで、厳しいばかりでは誰だってぐれてしまう。でも、ともかく何でも子供の言うことをかなえるのはけして愛情ではないと考えている。
ところで、結婚式では勿論ふれなかったが、藤原紀香の離婚騒動がマスコミに出ている。本当に芸能人は、ドラマの役柄上の「恋人」がそのまま「結婚」に結びつくケースが多く、そしてほどなく破局するケースが本当に多い。これには二つの原因があると思う。
一つは、相手のことを「好き」になる疑似感情から入って、冷却期間を持たないままゴールしてしまうためである。よく昔はやった自己啓発セミナーでは、感情的に高ぶって恋愛に陥る男女が多いのだが、主催者からは三ヶ月くらいは会わないで下さい、と警告された物だ。これは正しい処置だと思う。やはり冷静に相手や自分の気持ちを見つめる機会が必要である。
いま一つは、大抵芸能人はそれぞれ成功しているケースが多く、貧乏だったり逆境だったりする中を二人で力を合わせてのりこえるという経験がない。信頼を醸成するベースがなく、結局セックスと共同生活、という以上の社会的な結びつきがない。竹内結子とか藤原紀香とか内田有紀ちゃん(有紀ちゃんだけちゃんづけ、だってかわいいんだもーん)とか、とびきりの美女ほどすぐに離婚するケースが最近多いのも、何かしらかえって夫婦に絆が結び得ない遠因を作っているのかな、とこれは興味深い。
ところで、先日楽しみに毎週見ていた「ありふれた奇跡」(フジテレビ)が終わった。天涯孤独に育ったおじいちゃんが結婚に賛成に回って大団円を迎える。ふたりの心のありようが「奇跡」を起こした。ドラマの後半戦、若い二人は当然「セックス」するかどうか、も一つの大テーマになるのだが、それより大事なことがあることに二人とも気づいており、ゆっくりと慎重に近づいていく。それは彼女が痛ましい中絶を経ているせいでもあり、単に若い二人でない、少し大人になったつきあいのせいでもある。しかしそれだけに真情に満ちた、家族も心から祝福できるカップルになった。山田太一はまだまだ現役であることを感じさせた。多くのカップルに、家族に見てほしい作品である。たぶんレンタルビデオにもなるであろう。台詞運びがあり得ない、というウチの奥さんの批判ももっともだが、いいじゃないの、脚本家のクセが少しくらい出てたって。リアリティがあれば。今回特におじいちゃんとお父さん(風間杜夫)のやりとりがよかったなあ。出てる俳優みんな良かった。嬉しいなあ。仲間ユキエちゃんかわいいなあ。たぶんこのドラマで結婚、ということにはならないであろうし、そういう軽率な女性であってほしくない。あれ、結局ドラマの話が落ちかね。
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