愛と暴力
そういえば先日の朝日新聞のタランティーノの対談で、本質を突いていて怖いな、さすが映画人だな、と思ったのは
「愛が暴力を生む」
という言葉ですね。
国に置き換えれば「正義が戦争を生む」
わけですが、愛なんて手放しで賛美するわけにいかない、と考えることもできるし、だからこそ愛はすばらしい、と無茶を言うこともできるし、生きることって哀しいね、とも感じますし、諸行無常と仏教的な超越にも思いをはせますね。
日常を平和に生きるには、愛も正義もあまり行き過ぎないように、けれども真実を見つめたいときには、芸術がある、ということですね。夏目漱石じゃあないですが(草枕)。
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