銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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米議会下院の従軍慰安婦決議

   

このテーマは、とても気になっているのです。

私の今の立場は「商人」なので、あまり政治的な発言は慎むようにしているのですけれども、今回の成り行きのように、ろくに調べもしないで一方的な結論を出されてしまうと、なんという日本の立場の弱さよ、外交能力の欠如よ、と情けなくなってしまいます。

歴史という舞台は、これまでも誤解・曲解とプロパガンダ、そこから派生する暴力で連綿と続いてきたのでしょうし、これからも続いていってしまうのでしょう。

日本人として生まれてきたからには、誇りを持って生きられるよう、しなやかに、したたかに、生きていきたい。

私の立場としては、日本の誇れる美術品を紹介していくこと、文化の力を付けていく一助をすることだろうと思います。

政治的な文脈では、他国が嫌いになることはやはり多いのだけれど、こと食べ物や文学、映画、美術の分野となると、それぞれの国に尊敬するべきものを感じます。とくに互いに近親憎悪に陥りがちな韓国・中国には、敬意を表するべきものがあります。

日本人としても、経済ばかりでなく、文化力で勝負するべきでしょう。自分を磨き続ける、ということはやっていきたい。

それにしても、何か歯がゆい物は感じますね。

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