春画は不滅?
とある、日曜日。
交換会という名の業者の集まりにいつものように参りました。そう、画商に日曜日は存在しないのです。画廊のオジサン、あんなところでボサーッとお客を待って、さぞや暇な業種かと想像される方もいるかも知れませんが、さにあらず。多くの業者さんは毎日せっせと仕入れと販売・・・とくに仕入れに忙しいハズです。
あるとき、春画ばかりが出たことがありました。もちろん江戸時代のもので、今は美術館でも見られますが、あるときもう大量に出品されたのを見ました。何十という春の本。こういうものが大量に出版された江戸時代というのは他国の歴史に類例を見ないモノで、それだからこそ、海外で高値で取引されているのだと思いますが、まあなんというか、この手の欲望というのは不滅だな、とあっけにとられる思いでした。
ところで、秋華洞では春画は基本的に扱っておりませんが、ヨノナカのニーズというモノは少なからずあるようで、どうしたものかと思います。弊社会長は絶対扱わないという固い決心を持っておりますので、私としてもその路線で行こうかとは思ってます。別にエロが嫌いというわけじゃないですけどね。
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