銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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MIXIは全然商売の役にたたん、と思うとる

   

で、その飲み会で話題に出たのは


「mixiは役にたたん」


という話題。


mixi自体はですね、成功したSNSとしてとてもエライと思うし、実は私自身もそういうメディアというかコミュニティの必要性は感じていたところで、それを作ろうとした事さえあるのですが(知っている人は知ってますねごくわずかに)。それはともかくとして、


mixi、使わないんですね、実はたぶん多くの忙しい経営者は。なかでもネット経営者はクローズドなサービスの中じゃなくて、日々、顔出しガチンコでネットで勝負しているのに殆どの時間を費やして、SNSをいじり倒している閑がほとんどないし、SNSで交流するのはかえって効率悪いと感じているのじゃないでしょうか。


mixiが上場したのは素晴らしいことだし、これからも延びるでしょうが、だからといって、ビジネスを展開する場として有望かというと、いささか疑問。学生さん相手の商売、あるいは20代から30前半の友達指向、のマーケティングには向いているかもしれませんが、忙しいビジネスパーソンにとっては、ツールとしてクローズドなものをわざわざ使うメリットはそれほどないと思います。OSMCでも、コミュニティサイトより、MLの方が余程使いやすいもん。もっとも、MLの長所とコミュニティの良さ、そして検索の精度を高めたGoogleGroupみたいなサービスは、またこれはこれで使いでがありそうですが。


それと世間でもてはやされているWeb2.0はオライリーが「インターネットはまだまだこれからだ」と元気を付けるために提唱したキーワードらしいけど、それはそれで間違いじゃあないが、ものを売ろうとする、あるいはサービスを売ろうとする商売にとって、本当に本質的かというとそうでもない。昨日同席したネットショップの一番手と目される方など、「ネットなんてホンマ、マーケットの薄皮一枚程度のシェアしかないもん。やっぱり実店舗の強さにはかなわない」とおっしゃってましたが、そうですよね。


アマゾンの「ロングテール」商売はそれはそれで正しいけど、商売、あるいはコミュニケーションの本質は、ネットx対面チャンネルxサービスの質で決まるのであって、どこが欠けても商売はそれなりでありましょうね。


これぞWeb3.0!なんちゃって。

 - ECショップネット, 日常