銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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盗作その2

   

秋華洞・スタッフログ:盗作問題[吉田] – livedoor Blog(ブログ)

盗作さわぎについて一昨日書きましたが、ウチの吉田がブログに書いていたのを今気がつきました。成る程、「絶対許されない、筆を折るべき。」

日曜の昼のニュースでの絵柄の酷似ぶりは洒落にならない内容ではありましたね。

この方は留学中、模写を勉強されたそうです。横山大観の時代から、美術学生の大事なカリキュラムに「模写」はあったようですが、その模写を通して絵の「心」と「技術」を正しく「パクる」べき(さっき書いた琳派と雪佳 の関係みたいにね)なのだけど、「模写」そのものに自分の落款いれちゃいましたという事件ですね。

正しい「パクり方」とは何か、という議論とか意識とかいうものは、創作に関わるものならいつも考えるテーマだと思うのですが。

 ハナシは飛びますが、このライブドアのポータルや、知恵袋のコーナーの初期のデザインも、もろYahooのパクリで、それはそれは非道いものでした。君たちにプライドはないのかと言いたくなるような。だけどそれが力量なのでしょうね、会社としての。弥生会計という素晴らしいソフトを作るチームも抱えているのだから、いずれそういう体質も改善して欲しいモノですが。

 ただ、仕事をしている以上、言うことは全部自分にも返ってきます。自分のやっていることで、完全にオリジナル、といえるような事って何一つない。その組み合わせ方が自分、あるいは自分たちの表現、ともいえる。簡単に人のことをバシっと断罪できない、と思います。ヒトの弱さとか罪深さを感じることはあれ。

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