銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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平山先生、百科事典、関西

   

会社のメンバーと作業の打ち合わせののち、小出専務と鎌倉の平山郁夫先生の家に、鑑定の依頼にお邪魔しました。かの有名なアトリエおよび先生にお目にかかり「画商」になった気分満喫。ちなみに鑑定は一発OK。やはり箱書きを観れば一瞬。


夕刻はかねてからお願いしていた名品の軸装なおしの納品に京都から老舗の表具やさんがお見えに。とっても長い付き合い(30年くらい?)の方です。そのあと入れ替わりで、近しい画商さんがご来訪。いつもいろんな相談に乗って頂いています。さらに別の画商さん、商談。


そんなこんなで気が付けば夜。予定していた「オリジナルグッズ」の打ち合わせは延期に。けれども先輩方がお話しをしていただける時間は貴重。でもスケジュールが狂ってごめんなさい。


ところで実は今、今週末発表予定のウェブ企画をすすめています。題して「百科事典」。内容はお楽しみ。結構よく出来ていると思います。ごく一部しかない状態で公開します。


それからですね、次回の夏カタログ「そうだったのか通信」はゲストインタビューの予定。きわめて視野の広い方がゲスト。ふふふ、先日のブログで紹介した「若冲」もちょっと関係のある方、それにひきかえインタビュアー(私)の実力が心許ないので、せめてにわか勉強しないと。勉強する、というよりも、生きた質問が出来るかどうか。


明日から父と関西方面に出張に参ります。お品を拝見するお仕事。私はお手伝いですが、ともかくも古いお品を拝見する機会を逃したくないので勉強にいくというのが自分の目的。


ところで、書画の古いモノ(とくに儒者モノ)って数十年後、興味もつ人が残るのか、時々不安になりますが、古いモノの面白さを伝えるのが仕事。最近高騰気味の現代アートにナゾ負けマセンゾ。私が扱っているのは各時代の「現代アート」そして「信念の軌跡」なのだ!その時代の「本気」が詰まっている。そこいらのコンセプト負けの作品ナゾなんのその。


と、いうことで、水曜・木曜は小出とスタッフがオフィスを守ります。火の元気を付けてね。お客様(来る人はみなお客様)を大事に。


 

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