何でも鑑定団・五浦
このエントリ、書いているのは翌日なのだが、8月2日、首都圏で放送された「何でも鑑定団」では田中大ちゃん(イトコ)と安岡さんという方が、五浦で日本美術院をしのぶ、というような内容であった。
個人的なことになるがといいますか、いつも個人的なことしか書いてないけど、この冬の旅行に行こうと思っていた五浦に、テレビ番組を通して彼に行かれてしまったので、勝手に「先を越された」と思ってしまった。普段は入れない天心の家にも入れたりして、いいないいな。
この冬、私は「寒いときに寒そうなとこヤダ」という妻の意見で、このときは湯河原あたりに竹内栖鳳の終の棲家を訪ねに?家族旅行であった。
さて美術院は、いまやお茶の世界と同じく、「権威」としての存在の面が強いと思うが、もともとは五浦時代の天心のどこか浮世離れした「ロマン」と、現実的な「逆境」などの一種宇宙の始まり的な「青春時代」があり、大観のてこ入れを経て、現代に至る隆盛があるわけで、このあたりの面白さが五浦観光や日本美術への一般的興味に結びつくとすれば、美術商として歓迎したいところだし、実際問題ロマンを掻き立てて面白いところである。
平櫛田中の天心像には1600万の値段がついた。妥当でしょうね。天心の書の500万にはビックリした。ま希少価値あるものね。色紙で300万と聞けば納得。
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