ちゃらちゃら会
ちゃらちゃら会に行った。
きもの人の伊藤さんが主催した、お食事会である。
きものを着て、「ちゃらちゃら」するための会、ということであろうから、ちょっとおっかなびっくりといいますか、どちらかというと野暮な私としては、正直言うと当日、やや気が重くなってしまったのだが、否、実は、全然きどらない楽しい会であった。
伊藤さんという方はもう兎も角勢いが強い方といいますか、闘犬のようなイメージ(失礼!おこらないでくださーい)を持っているのだが、今日は控えめにされている一方で、座のかたがたにさりげなく気を配っていることが感じられて流石と感じた。(こんなこと書いていいのかな)。
類は友を呼ぶのか、今日お集まりになった方々はいずれも本当に気持ちのよい方ばかりで、実際のところ、こうして知らない人の会合(異業種交流会的なもの)に参加するのは億劫で、しかも終わったあとなんとなく喪失感を感じる場合も少なくないのだけど、今日は幸せな気分で帰ることができた。
「きもの」というひとつの「文化」を介在した人たちで、しかも「伊藤さん」という人格のフィルターを通して集った人たちで、何か一種の素直さとまじめさ、気品、のようなものが漂っているように感じて良かった。
僕もこういう空間を演出できるだろうか。。。
- PREV
- カタログ説明文・赤瀬川「目利き」
- NEXT
- 今日出た雑誌