銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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民主党の看板

   

このブログにはなぜか「政治」の共通テーマがない。ひえー、いいんだろうか、ライブドア。

 

さて、ちょっと脱線するが、民主党について。

 

いつもJR有楽町駅への帰りがけ、有楽町マリオンを抜けて、パチンコ街を眺める正面に、今どかーんと、民主党、岡田代表の目立つ看板が掲げてある。

 

「Manifesto 2005」とある。

 

なんか、情けない思いがわいてくる。毎日。

 

僕はどうも判官びいきのケがあるせいなのか、心理的には民主党を応援したい、と思ってきた。結成以来。あるいはあの日本新党ブーム以来だろうか。

 

まとまらない政党、ばらばらの政党、情けない政党であっても、なんでも反対、社会党の愚かさ加減と比べたらマシ、あるいはマシになろうとしていると、姿勢は評価してきた。

 

ああでも、もう無理かな。

 

岡田さん、僕の世代の典型的な馬鹿である。建前を本気で信じていて、なにが大事なのかまったくわかっていない。あるいは、自民党を攻撃だけすれば党内で生き残れると思っている。

 

世の中は、逆説的だ。正義の味方がひどく無神経に人を傷つけ、悪の象徴が人の心をいたわっていることもある。メルマガでとりあげた「清水次郎長」親分なんてさしづめそういう例だろうか。前者が某新聞社だったりして。

 

だけど、彼は正義の味方であること以上に、本当に世の中が幸福になるとはどういうことかを地を這って考えた形跡が感じられない。

 

最終的にだめだと思ったのは党首討論で「お酒を国会で飲むとは何事か」の議論である。

 

お酒を国会で飲んでいいとはまあ、いわない。だが、そんな下らないテーマは、だれか下っ端議員にやらせて置けばよろしい。生きている時間は短い。国会の時間も短い。政治家は、忙しくて参加できない国民から貴重な国会の時間を有意義に使うことが付託されているはずである。党首は、リーダーにふさわしい話題でやればよろしい。時間の浪費は、税金の浪費である。「おちゃけを飲んじゃいけません」学級委員のリーダーならいざしらず、そんな話題を持ち出してまで小泉さんを攻撃しなければならないというのはあまりにレベルが低すぎる。

 

たんに「勝ち馬」に乗ればよい、という発想で自民党からしか立候補しない連中も、つまらないなあと思うが、彼が党首のままで、あの政党から出たいと、でるべきだと思ってもらうのは無理というものだろう。高校の同級生もたまたま自民党から政治家になったが、まあ今の時点では賢明だな、と思うしかない。だけどもう少しいい意味での馬鹿がいたほうが世の中は面白い。

 

民主党も応援したい。岡田も大人になってほしい。無理なら、一度は小沢さんに党首をやらせて、それでもだめなら。。。あ、後がないことに気づく。民主党のいない国会というのも恐ろしい。自民党一党独裁、これまた悪夢である。自民党じたいは、たくましくておもろい人々だが、競争がない世界は腐敗する。小沢で出て来いと思う。だが小沢さんは、民主党が復活できるベストなタイミングをうかがっているのだろう。いいタイミングで彼が出てこないと、民主党崩壊、自民党独裁状態(公明党もいるけど)になってしまう。

 

 

 

民主党の議員は、テレビタックルなどみているとユニークで魅力があるが、全体的に負け犬根性がしみついた顔になっているところがきになる。すぐにニヘラニヘラ笑ってお茶を濁す。無理もないところはあると思う。当事者になれないのだから。

 

ゴルフじゃないが、次の選挙ではハンデをあげたらいいのじゃないか。民主党への投票は1.5と数えるとか、民主党投票者にはもれなくビール券がもらえるとか。そのぐらいしないと、自民党の緊張感は維持できない。あるいは公明党と民主がくっつけばいいのかもね。

 

ということで、たまには違う話題を。メルマガでも脱線しまくってますけど。

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