銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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地味にカタログ配送など

   

今日は、父の懇意の方で、まだカタログを送っていなかった方への配送準備と、あらたにDM発送の準備。また、先日お買いあげの方へのお手紙発送。
地味な仕事でも飛ぶように時間は過ぎていく。

父が交換会で人間国宝の壺を仕入れる。スゴクいい壷である。ウェブサイトにも載せようか。しかし撮影がうまくいくかどうか。

夕刻、買い取り相談の方が2名。たまたま双方とも若い男性。残念ながら、ほとんど価値のないものだけでした。これもたまたま、お二人とも、お持ち帰りになる。

商人を通さないで、買われた骨董は、びっくりするような高値であることがしばしばある。たぶん義理とか人情がからむからであろうから、それはそれで仕方がないことか。今日お持ちになった者は、結構お金を出しておられるご様子。うーん、美術品って難しいですね。でも、ちゃんと相場というものはあるのです。たとえば、私どもで買えば(売れば)、きちんとした値段で取引できますよ。それがわかりやすい仕組みを作りたいと思っていたりしますが、さて。。

家に帰ると、妻が娘が言うことを聞かなくて手に負えぬとこぼす。しかし足りないところばかり見ていていいところをほめていない、と自分で勝手に気づいて納得していた。自分も子供の頃そういう不満を抱いていたという。因果応報?でも、自分がされたことをしてしまう、というのは本当に人間の修正の一つのように思う。それがいいことだろうが悪いことだろうが。けれどそれを乗り越えていくのは自分。

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