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横山大観「神嶺不二山」

横山大観「神嶺不二山」

参考買取価格
800~2,500 万円
※参考買取価格は作品の状態や相場によって変動します。
題名
神嶺不二山
作家
参考買取価格
800~2,500 万円
買取品目
大観の場合、晩年になるほど評価は高くなり、特に雄大な富士を描いたものは高評価になります。
他に評価の高いのは海の画題。
ただ、制作時期、大きさ、本体支持体、構図、あしらいなど様々な要素によって評価は変わります。
本図はあくまで例なので、大きさはあえて公表していません。
この位の図であると、様々な要素を抜いたとき、500万から2000万くらいの評価になるでしょう。

【真贋ポイント】
横山大観は20世紀日本のもっとも偉大な日本画家と言っていいでしょう。
それだけに、ニセモノは極めてたくさんあります。
本物の数も、ニセモノの数も、両方多数なのが、横山大観の特徴です。
大観は、繊細さよりも大胆さ、構想の大きさで知られていますが、それだけに、がん物職人に「真似やすい」と思われた点もあるかもしれません。
(1)描き方
若い時・・若描きの作品は、比較的大雑把な調子の物が多いだけに、これを真似て描くものが多いです。
充実時期前半・・・菱田春草と共に、空間構成を試みた時期で、いわゆる朦朧体と呼ばれる作品群。菱田春草と見分けがつかないものがあります。これも真似たものが多数見られます。
壮年期・・・雄大な富士や海の画題が始まります。うまく作れれば高額で売れるので、これにも贋物はあります。ただ、技術が上がっているので、真似るのは用意ではありません。
晩年・・・海山十題以降の戦後は、構想大きく雄大な自然を描くものが多いです。こうした時期のものももちろんニセモノはありますが、位負けするので比較的少ないです。
筆致を見分けるのは非常に難しいですが、「気品」というキーワードでよく見るほかありません。

(2)落款・印影
横山大観の落款と印章は時代ごとに非常に詳しく分類されており、熟練した鑑定士なら、時代がすぐにわかります。落款の変遷はここには記しませんが、若いときは「針金落款」「失敬」と呼ばれる少し荒々しさが感じられるもので、壮年期以降は「ヌケ」「ヌケマエ」などプロは呼びますが、要するに小ぶりで知性を感じさせるものになります。
この落款の文字と印を見分けるスキルがなければいけません。
(3)箱書き
横山大観の箱書きは99%本人がやっており、共箱と呼ばれます。これも上手なニセモノがあります。
(4)鑑定登録
横山大観の場合、鑑定登録はかなり以前から行われており、鑑定証ではなくて、軸木の中途に割印が捺され、作品管理がなされています。この登録がないと、流通は不可能なので、上記の議論はあくまで参考で、決めるのは登録会ということになりますが、だからといって真贋をプロがわからなくていい、ということにはなりません。
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