田中訥言の作品
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尾張生まれの絵師。名は痴。号に、痴翁、虎頭、晦存、求明等。復古大和絵の祖。幼少期に日蓮宗の寺に入門、後に比叡山延暦寺で天台宗を学ぶ。京狩野の石田幽汀に手ほどきを受け還俗。土佐光貞を師事し、土佐派の画法を学ぶ。さらに藤原信実、春日光長の画巻を研究し、古土佐の復興を唱えた。1788年、22歳で法橋。1790年、新御所造営の障壁画製作。平安・鎌倉時代の古土佐や漢画の古典を模写・研究。落款に見られる号として1817年尾張で展示即売会「二百幅画会」を開催。1818年には色彩研究書『色のちくさ』刊行。門下に浮田一蕙や渡辺清らがいる。1823年、他界。享年57歳。