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橘小夢

たちばなさゆめ
1892(明治25) - 1970(昭和45)
橘小夢
大正、昭和初期の日本画家、版画家。秋田に生まれる。本名加藤凞(ひろし)。黒田清輝に洋画を、川端玉章に日本画を学ぶ。民話や伝説をモチーフとした日本画や版画を多く手掛け、雑誌や小説の挿絵画家としても活躍した。日本の伝承、民話や怪談を取り上げ、幻想的で妖艶な世界を描いた。代表作のひとつ、カッパに取りつかれて水底に沈んでいく女性を描いた「水魔」が発禁処分となっている。資料や作品の多くが残っておらず、「幻の画家」とも呼ばれている。

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