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宋紫石
そうしせき
絵師など(江戸まで)
1715(正徳5) - 1786(天明6)
江戸生れの絵師。姓は楠本、字は君赫または霞亭。通称は幸八郎、号は、雪渓、雪湖、宋岳など。幼時から画を好み、長崎で熊代熊斐・清人宋紫岩に画法を学び、江戸に帰り宋紫石と名のる。40歳頃に長崎に行き、熊斐について沈南蘋の画法を学ぶ。さらに、沈南蘋の弟子で、長崎に来た中国人画家・宋紫岩からも学ぶ。平賀源内を通じて洋学の世界にも接し、自身の画譜に、『ヨンストン動物図譜』を写した挿絵を手掛けたり、肉筆の作品でも洋風表現を駆使した作品を残している。1786年、歿。享年75歳。