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呂紀

りょき
1439(明・正統4) - 1505(明・弘治2)
呂紀
明代中期の宮廷画家。字は廷振、号は楽愚、または楽漁。浙江省寧波の人。孝宗年間、仁智殿に籍を置き、官職は錦衣衛指揮にまで昇った。初め辺文進に学び、後に唐宋代の諸名家を倣いながら、工筆と写意法を結び付け、特に花鳥画の分野に於いて多様な風格を表した。同時代の林良が写意的な水墨花鳥画を描いたのに対し、装飾的な着色花鳥画に本領を発揮したため写生派と評された。

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