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増山雪斎 

ましやませっさい
1754(宝暦4) - 1819(文政2)
増山雪斎 
伊勢生まれの絵師、伊勢国長島藩主。本名は正賢。雪斎は号で、他に玉園・蕉亭・石顛道人・巣丘隠人など多くの別号がある。1801年、40歳時に家督を長子正寧に譲って江戸巣鴨に移る。雪斎は詩文、煎茶、書をはじめ様々な文書に造詣が深く、それらに専念したいがために隠居したとも言われる。雪斎の描く画は主として、南蘋派と呼ばれる中国趣味の強い画派系統に属する、色彩の華麗な花鳥画である。また水墨技法も交えた山水画を多数残している。江戸の文人、大田南畝や大坂の豪商、木村蒹葭堂など広く文人墨客と交流を持つ。従五位下河内守。1819年に他界。享年66歳。主要作品『伐木詩意図』『孔雀図』 『虫豸帖 (ちゅうちじょう) 』 (東京国立博物館)など。

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