国吉康雄を
高価買取いたします
岡山市に生まれる。1906年高校を中退し渡米、NYのアート・ステューデンツ・リーグに通う。1922年NYのダニエル画廊で初個展。1925年1回目の渡欧、28年に再度渡欧。1929年「19人の現代アメリカ作家展」に選ばれ、米国画壇での地位を確立する。1933年、ダウンタウン画廊と契約。アート・ステューデンツ・リーグ教授就任。1948年、ホイットニー美術館で回顧展。1953年、胃がんにより逝去。
国吉康雄の査定ポイント
国吉康雄の査定では、まず制作年代が重要で、特にアメリカで評価を確立した1930~40年代の作品は市場価値も高いです。次にモチーフと作風で、人物像や寓意性の強い構成、独特の不安感を含んだ表現が見られるかが重視されます。油彩は安定して高評価になりやすい一方、素描でも自筆性と表現の密度が高ければ評価されます。
<国吉康雄の鑑定書について>
国吉康雄の肉筆作品は、東京美術倶楽部の鑑定書を付けたものを買取致します。
鑑定書が付いていない場合は絵画骨董買取プロが鑑定書を取るためのお手伝いをいたします。お気軽にご相談下さい。
国吉康雄の画風
初期は素朴で平面的な表現と民芸やフォークアートの影響が色濃く、親しみやすい人物や静物を中心に描いています。中期になると、形態の歪みや空間の不安定さが顕著になり、人物像には心理的緊張や寓意性が深く刻みこまれるようになります。後期では、色彩は抑制されつつも表現はより象徴的・内省的になり、戦争体験や社会への不安を反映した重く孤独感の強い画面へと展開していきます。
国吉康雄の生涯
国吉は1889年、岡山県岡山市に生まれました。16歳で渡米し、アメリカで評価を確立した日本移民画家です。アメリカ近代絵画の文脈で活躍しながらも、日本人としての孤立感を生涯抱え、独自の人物表現や寓意的な画面に色濃く反映されました。第二次世界大戦中は敵性外国人としての立場に苦しみつつ、反戦的・人道的姿勢を強め、戦後はアメリカ美術界を代表する画家の一人として国際的評価を得ました。
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