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勝川春章

かつかわしゅんしょう
1726(享保11) - 1792(寛政4)

江戸に生まれる。姓は藤原、通称は初め要助、のち祐助。宮川春水に学ぶ。役者絵といえばそれまでは鳥居派が第一線で活躍しており、顔を本人に似せようという意識が薄く、着物や持物で演目や役柄、役者名が判明するというものだった。そこで役者の顔を写実的にとらえようと試みた春章と一筆斎文調の合作による明和7(1770)年刊行の「絵本舞台扇」は、画期的なものだった。こうした春章らの役者絵は従来的なものと区別し、役者絵似顔絵と呼ばれる。文調没後は春章と弟子の勝川春好によって、役者絵の世界は独占されるようになる。一方、晩年の天明期以降は肉筆美人画の優品を次々と描いた。気品に溢れ、肉感的な要素がなく、むしろ清楚な感じが漂う。安永4(1775)年刊行の洒落本「当世女風俗通」に「春章一幅値千金」と謳われるほど高価でありながらも、絶大な人気を博した。かなりの美人画を量産したにもかかわらず、ほとんど全ての作品が高レベルである。

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