今泉今右衛門(初代から十四代)の作品
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プロフィールに表示されているのは十三代今右衛門の生没年。
今泉今右衛門は、日本の陶芸家であり、有田焼の伝統技法を継承しつつ、特に 「鍋島様式」 と呼ばれる独自の様式を発展させたことで知られている。「今右衛門」の名は、初代から続く代々の襲名であり、現在までに十四代続いている。
鍋島様式の特徴は、色彩豊かな釉薬で描かれる絵柄が特徴的で、白磁の上に赤、青、緑の色絵が施されることが多い。なかでも鍋島染付は、藍色の絵付けが多く用いられ、清楚で上品な印象を与える。また、瑠璃釉は、深い青色の釉薬で、鍋島様式の重要な要素のひとつ。
今右衛門家は、江戸時代初期(17世紀)から有田で活躍しており、初代は鍋島藩の御用窯で制作に携わり、鍋島焼の生産を支えた。代々の今右衛門は、その技術を受け継ぎながらも、時代の変化に応じた創作活動を行い、有田焼の伝統を守りながらも新たな技術やデザインを加えてきた。
現在の十四代今泉今右衛門(重要無形文化財・人間国宝)は、「雪花墨はじき」など、伝統的に受け継いだ技法をさらに発展させて、独自の美しさを追求している。
- 十二代 1897(明治30) - 1975(昭和50)
- 十三代(人間国宝) 1926(昭和元) - 1926(平成13)
- 十四代(人間国宝) 1962(昭和37)-