平山郁夫を
高価買取いたします

広島県出身。1952年東京美術学校卒業。前田青邨に師事。1967年より法隆寺金堂壁画再現事業に参加。仏教的主題や、シルクロードの仏教遺跡に取材した作品が多い。「文化財赤十字構想」を提唱し、シルクロードの文化遺産保護に貢献。その活動の原点には自己の被爆体験の記憶がある。1990年東京藝術大学第六代学長に就任。1996年日本美術院理事長就任。1998年文化勲章を受章。画業の傍ら、ユネスコの活動に積極的に参加し、世界各地で公演活動を行う。2009年12月東京都内の病院にて79歳で逝去。
平山郁夫の現在の買取相場について(2025年現在)
平山郁夫先生の作品は、岩絵具で描かれた日本画の他、水彩画、版画(リトグラフや木版)、複製画があります。テーマ別では『シルクロードと仏教』、『日本の風景、寺社仏閣』、『洛中洛外図』シリーズがありますが、砂漠の流砂とラクダを描いた作品は最も評価が高いと言われています。
このラクダの図柄の日本画であれば、大きさにもよりますが500万~5000万円以上するものなどもあります。日本の寺社仏閣を描いた水彩画ですと100万~500万円ほどの査定額が一般的です。
また、日本経済新聞社や各出版社等から版画(リトグラフ・木版)も数多く発表されていますが、こちらは図柄を問わず数十万~数百万の評価が現在の相場です。作品のコンディション等でも評価額が変動する場合がありますので、現物の作品を拝見し、最終金額をご提示させていただいております。
平山郁夫の高く売れる図柄はシルクロード
平山郁夫先生の場合、最も人気が高いのは、やはりシルクロードを描いた作品です。
砂漠を旅する駱駝は、頭数が多く細密に描かれたモチーフがより高く、時間帯も昼や夕方よりも月光が輝き駱駝の影が印象的な月光砂漠の図柄が最も人気があります。
余談ですが、駱駝の歩く向きは、右側へ進む向きよりも左側に進んでいる向きの方が日本人には落ち着くと言われています。個人差もあるので一概には言えませんが、美人画も顔がどちら側を向くかで絵のバランスに微妙な安定作用が働き、多少評価が変わる場合があったりします。
他にも日本の寺社仏閣を描いたシリーズでは、法隆寺の塔や金閣寺・銀閣寺など、京都や奈良県の名所を描いた作品が人気があり、日本画や水彩画を問わず安定した高評価が期待できます。
シルクスクリーンやリトグラフ、木版など版画作品の評価について
平山郁夫先生の版画作品に関しては、シルクスクリーンやリトグラフ、木版など非常に多種発売されてきました。日経新聞社などの発行元情報、作品サイズ、画題、エディション数、制作年代により確かな評価額をお答えできます。版画作品の場合、経年変化による多少の劣化は問題ありませんが、コンディションの悪いものは査定に影響します。
これらがある場合には多少評価に影響がある場合がありますので事前にご相談下さい。
また、平山先生の版画は、新聞社関連の発行が多かったこともあり、日本全国のお客様から多くの査定・買取りをしております。
額と買取価格について
通常、額そのものは査定評価額の対象にはなりません。ただし、額の裏に作家のサインと作品名が書かれ、印が押された「共シール」が貼ってあれば、平山郁夫先生の作品を高く評価する上で大変重要な要素です。額の裏にこの「共シール」が貼られていましたら、こちらの写真も忘れずにお送りください。額縁が桐箱に収められている場合には、「共箱」といった木の板に画題や署名、印譜が押されている場合があります。この場合には、共箱の裏と表の写真をお撮りいただくようにお願いしています。