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藤原啓

ふじわらけい
1899(明治32) - 1983(昭和58)
藤原啓

陶芸家、人間国宝。少年の頃より文学を志し、1919年上京。博文館編集部に勤めるかたわら早稲田大学英文科に入り、1年余りシェークスピアを学んだのち中退。1938年正宗白鳥の弟で万葉学者の正宗敦夫から、備前焼でも焼いてみたらとすすめられる。陶工・三村梅景を知り、築窯、原土の入手、ロクロ成形などの指導を受ける。1939年三村梅景の指導の下初窯を焚く。以後、桃山期の備前の研究を重ね鎌倉備前にあった素朴な逞しさを加味し、伝統的な備前焼に一石を投じた。

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