張瑞図の作品
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明末の書画家。字は長公、号は二水・果亭山人など。福建省晋江の人。科挙試験を第三席で合格(探花及第)して官に就いたが、宦官魏忠賢を巡る政争に巻き込まれ失脚。郷里の福建省に戻り、詩作や書画、そして禅僧との交遊を中心とした生活を送った。書画共に優れた作品が多いが、特に書は書風が極めて特異なものであったため中国では珍重されなかった。日本では黄檗宗の伝来と重なり、比較的早くからその書が注目された。また、「二水」という号に因み、水星の生まれ変わりとの伝説があり、火厄逃れの書として珍重されたという。没年は未詳、一説には崇禎17(1644)年に明朝の滅亡と共に没したと伝えられている。