掛け軸の飾り方と片付け方のガイド

掛け軸の基本

掛け軸は日本の伝統的な美術品で、家族や先祖から受け継がれることが多いです。しかし、飾り方や片付け方がわからないという声をよく聞きます。私も最初は掛け軸を扱うのが怖かったです。特に高価なものだと手が震えることもありました。

掛け軸を飾る際には、まず掛け軸の紐を解きます。このとき、掛け軸本体を回すのではなく、紐を回すようにしましょう。掛け軸本体は水平に置いておくのが良いです。

次に、矢筈という道具を使って紐の部分を持ち上げます。この状態で掛け軸を上に掛けます。掛けた後は、両端を持ってゆっくりと回していくと、画面が現れてきます。最初のうちは手を滑らせないように注意して、ゆっくりと下ろすことが基本です。

太巻き掛け軸には太巻き芯がついていることが多いです。特に絵の具が厚く塗られている箇所がある場合、この芯が役立ちます。芯がない場合でも、掛け軸本体を持って掛けたり外したりすることができます。

太巻きの掛け軸を片付ける際には、まず太巻き芯を取り外します。芯の部分にはパカッと開く箇所があり、そこに軸の芯を入れます。これをセットしてから、画面が見えなくなるまで巻いていきます。

巻き終わったら、掛け軸の風体をきちんと折り返します。間違っても風体を巻き込まないように注意してください。風体は掛け軸の両端に分けて折り曲げ、片付けます。

掛け軸の紐を結ぶ際には、紐をまっすぐにして、くぼんでいる箇所を利用して右側に走らせます。同じように、今度は左側に走らせ、再度くぼみでクロスさせます。最後に紐を巻いて止めます。

この方法は、いわゆる「京都式」とも呼ばれる結び方です。関東ではまっすぐに巻くだけで良いという説もありますが、私たちはこの方法を採用しています。

掛け軸の取り扱いにはいくつかの注意点があります。特に高価な掛け軸は慎重に扱う必要があります。手を滑らせないように注意し、ゆっくりと動かすことが重要です。

掛け軸を長期間保管する際には、風通しの良い場所に保管することが大切です。湿気や直射日光を避けるようにしましょう。また、定期的に状態をチェックすることも重要です。

掛け軸の飾り方と片付け方について解説しました。掛け軸は日本の美術品として大切に扱うべきものです。正しい方法で飾り、片付けることで、長く美しい状態を保つことができます。

何か疑問がありましたら、私たちにお気軽にご相談ください。美術品の取り扱いについてのアドバイスも行っております。

掛け軸に関するFAQ
質問	回答
掛け軸の紐が切れた場合はどうすれば良いですか？	新しい紐に交換してください。専門店で購入できます。
掛け軸の絵が剥がれてきた場合は？	専門の修復業者に依頼するのがベストですが、私どもを通してご依頼されるとよいでしょう。
掛け軸の保管場所はどこが良いですか？	風通しの良い、直射日光が当たらない場所が適しています。
掛け軸の巻き方がわからない場合は？	動画や専門書を参考にしてください。

掛け軸は日本の伝統的な美術品であり、その歴史は古く、平安時代に遡ります。掛け軸は仏教の教えを広めるための手段として始まりましたが、後に茶道や書道、絵画など多様な用途に用いられるようになりました。

掛け軸にはさまざまな種類があります。絵画、書道、詩文などが一般的です。また、季節ごとに飾る掛け軸もあり、四季折々の風景や花鳥風月が描かれています。

掛け軸を購入する際には、信頼できる専門店での購入がおすすめです。また、掛け軸の価値を知りたい場合は、私どものような専門の鑑定士に依頼することが重要です。

私たち秋華洞・絵画骨董買取プロでは、掛け軸の鑑定や買取も行っております。お気軽にご相談ください。

掛け軸は日本の伝統美術として、今後も大切に受け継がれていくべきものです。現代のインテリアにも合うデザインの掛け軸も増えており、新しい世代にもその魅力が伝わっています。

掛け軸を通じて、日本の美術文化を次の世代へと伝えることができればと思います。

掛け軸に関するご質問やご相談は、絵画骨董買取プロまでお気軽にお問い合わせください。全国対応で、無料相談も行っております。

ご来店も歓迎しております。東京都中央区銀座6-4-8曽根ビル7Fにてお待ちしております。

掛け軸の飾り方や片付け方について詳しく解説しました。掛け軸は日本の美術品として大切に扱うべきものです。正しい方法で飾り、片付けることで、長く美しい状態を保つことができます。何か疑問がありましたら、私たちにお気軽にご相談ください。