魯迅の作品
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近代中国を代表する文学者、思想家。本名は周樹人。浙江省紹興の人。零落した家の長男として早くから生活の苦しみを味わいながら育つ。18歳の時、南京の江南水師学堂に入学。3年の後に日本へ留学。明治末期の日本で欧州文芸の新鮮な息吹に触れ、日露戦争後の文壇の活況にも刺激され、特に夏目漱石に心酔したと言われている。またドイツ語を学んだことによって、世界の文学を広く読んだ。宣統1(1909)年に帰国するが、間もなくして辛亥革命が勃発、清朝が滅びる。しかし魯迅は革命後の旧態依然たる現実に幻滅。思索と内省の日々を送る。この体験は、のちに『狂人日記』や『阿Q正伝』などの代表作へと結実していくこととなる。中国社会の病態を鋭くえぐり、封建専制の下でおののく人間の萎縮した心や精神の歪みを暴いたこれらの作品は人々に衝撃を与え、今なお評価が高い。