平田郷陽の作品
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平田郷陽は東京浅草生まれの人形作家。本名恒雄(つねお)。田原町小学校を卒業後、初代郷陽である父に写実風の人形制作を学ぶ。父が没した大正13年に2代目郷陽を襲名した。郷陽は初期には人間の生身をそのまま表現する生き人形や節句人形を製作したが、次第に作風の抽象的なものとなっていく。昭和2年、日米親善人形使節交換の際には少女人形競作で全国第1位となり名をあげた。昭和10年には白沢会を解散して新たに日本人形社を創立。また、昭和12年には岡本玉水と京城へ調査旅行に行く。昭和15年には京城で作品展を開いている。翌年、日本人形社を解散して新たに人形美術院を創立。昭和30年、重要無形文化財「衣裳人形」の保持者に認定される。昭和56年に他界。享年77歳。