酒井抱一の作品
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姫路城主酒井忠迎の次男として江戸に生まれる。若い時より能、茶、俳諧を嗜み一流の文化人として成長する。画は初め狩野高信から狩野派を学び、南蘋派の花鳥画、浮世絵、円山派、土佐派など広く研究した。1797年(寛政9)に出家し抱一と称す。寛政期半ばより尾形光琳を知りその画風に傾倒、模写などによってその装飾的表現を学んだ。光琳とは異なる抱一の特徴は、俳諧的な情緒感・詩情性である。眼前の出来事を瞬時にとらえてその因果関係を探ったり、自然の中の草花の一瞬をとらえ、その前後の出来事を想像させる手法は、文学的な叙情性にあふれている。それは抱一を祖として始められた「江戸琳派」の特徴となった。